ヒデイ建設・国際ジャーナル連載記事




ヒデイ建設株式会社一級建築士事務所
代表取締役 堀田 英治 (一級建築士)
足跡:大阪府岸和田市出身。
大工である父親の背中を見て育つが、中学2年の時に父を亡くす。
堺市立工業高校に進学し、建築に関する勉強を重ね、卒業後、大手ゼネコンに入社する。
33歳の時に独立を果たし、「ヒデイ建設」を設立。

◆謙虚な姿勢が何よりの武器
「人間には限られた能力しかない」と断言する堀田代表。
100%の力を会社経営に注いでいるからこそ、会社は持ちこたえているという。
「様々な分野に参入して成功させている天才もいますけど、私は凡人ですから」と謙虚な姿勢を崩さない。
そんな堀田代表の座右の銘は「切磋琢磨」。
常にこのような気持ちを持ち続けている限り、技術力の向上に終わりがくることはないだろう。

住宅やマンション、ビル、工場など幅広い建造物の建設を手掛けている
「ヒデイ建設」。耐震強度を上げる特殊な工法により建物を手掛けており、大手企業からの信頼も厚い。
現在は時代のニーズに合わせて、老人介護施設や有料老人ホーム住宅型の設計・施工も手掛けており、これからも顧客の満足に応えられる物件を提供していく構えだ。

・・・対談・・・
【対策】
佐藤 建設の世界に入られたきっかけとは何でしょう?
堀田 父が地元で大工をしていたのです。腕の良い職人として地元では有名でした。しかし大工は朝は早く夜は遅いハードな仕事。私自身は、大工になりたいとは思っていませんでしたね。しかし、血は争えない。気付くと建設の世界に飛び込んでいました。まずは工業高校に入学し、そちらで建築を勉強。そして卒業後は大手ゼネコンで8年ほど勤務し、経験を積んできました。

【佐藤】 いずれは独立しようと考えておられたのですか?

【堀田】 会社に勤め始めた頃から独立心が芽生えてきました。修業のつもりで会社では一生懸命仕事に取り組んでいましたね。その間に一級建築士の資格も取得。そして33歳の時に独立し、「ヒデイ建設」を設立しました。

【佐藤】 創業当初はお1人でスタートされたのですか?

堀田】 はい。スタッフを雇う余裕はありませんでしたからね。その後少しずつスタッフを増やし20年掛けて成長してきたのです。現在は監督と設計士だけで約17名が働いています。

【佐藤】 17名ですか! さらに職人さんもいらっしゃるわけですからかなりの大所帯になりますね。さて現在は、主にどのような業務を手掛けていらっしゃるのですか?

【堀田】 骨組みを鉄骨で組み、木造建築と組み合わせて耐震強度を上げるという特殊な工法で建設業務を行っています。住宅だけでなく、マンションやビル、工場などの建造物を手掛けているのです。最近では老人ホームの設計、施工にも着手しています。老人介護施設や高齢者専用住宅はこれからますますニーズが高まってきますからね。

【佐藤】 時代の流れですからね。やはり介護施設は必要でしょう。

【堀田】 高齢者が安心して住むことができる終の棲家にふさわしい老人ホームや高齢者専用住宅を造っていきたいですね。

【佐藤】 住宅は年間どれくらい手掛けていらっしゃるのですか?

【堀田】 20棟ほどで、いずれも注文建築です。当社はどのようなものでも手掛けられるという自負がありますが、小さな仕事であっても必ず引き受けます。例えば便所掃除からガラスの入れ替えまで、お客様から頼まれれば、何でもやります。住宅に関する便利屋として皆様に認知してもらいたいと考えているのです。

【佐藤】 会社を経営することは非常に大変なことだと思うのですが、振り返ってみて一番苦労されたことは何でしょう?

【堀田】 やはり立ち上げてから3年間は忙しくて大変でした。とにかく頼まれればどんな仕事でも引き受けましたからね。睡眠時間は短く、なおかつ現場での仕事はハード。しかしその時期を堪え忍んできたからこそ現在があるのです。

【佐藤】 後継者についてはいかがですか?

【堀田】 23歳と25歳の子どもがいるのですが、2人とも同業種で、上の子は建設会社、下の子は設計事務所で働いています。しかし、建設業界は常に真剣勝負で厳しい世界。その辛い世界を経験してきた私としては、息子達が会社を引き継いだら、心配で心が安まることはないでしょうね(笑)。

【佐藤】 では、今後に向けての抱負をお願いします。

【堀田】 1つの分野だけに特化するとその分野がもし厳しい局面に立たされた時、会社全体の経営が危うくなります。ですから分野を限定せずに時代のニーズを読みながら対応していきたいです。また対外的な信用を得るために、「松下電工」のテクノストラクチャーの代理店も始めました。新しい分野にも積極的にチャレンジしていきたいと考えています。

【佐藤】 最後にスタッフの方々に一言お願いします。

【堀田】 社員には感謝の一言です。高い技術力で現場作業にあたり、お客様との交渉にも取り組むことができる有能な人材が多いので、非常に助かっています。これからも社員一丸となって会社発展に尽力していきたいと思います。



……新たな分野に積極的にチャレンジ……
 規制緩和により民間企業であっても老人ホームを運営できるようになったことから、有料老人ホームや高齢者専用住宅への関心が非常に高まってきているという。そんな時代の流れをいち早く察知し、老人介護施設の設計・施工に特に力を入れている「ヒデイ建設」。高齢者が安心して暮らせる老人施設を造るため、細やかな部分にまで配慮して設計している。

 新たな分野に迅速かつ積極的に取り組んでいる「ヒデイ建設」だが、一方で仕事の大小にかかわらず、建築に関することであれば、どんな仕事でも引き受ける姿勢を崩しておらず、その姿勢が確かな信頼感を生んでいる。積極的に新たな分野に参入する同社だが、このように幅広く手掛けることによって、お客様のニーズに敏感になれるのも1つのメリットだ。今後はどのような分野にチャレンジしていくのか。「ヒデイ建設」の動向に注目したい。

対談を終えて
「腕のいい職人さんであったお父様の背中を見て育たれた堀田代表。現在では、代表の2人のお子さんも建設業界に携わっておられるようです。お父様と同様に堀田代表の背中には、建設業界に携わる男としての格好良さが感じ取れるのでしょうね(佐藤蛾次郎氏・談)」

Copyright (C) 1987 HIDEI CO.,LTD 2014 A-Sight.biz LLC All rights reserved